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2026/05/05 16:30

【米ビルボード・ソング・チャート】エラ・ラングレー、「チュージン・テキサス」通算8週首位&モーガン・ウォーレンとのコラボTOP10入り

 今週(2026年5月9日付)の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”は、エラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」が返り咲き、通算8週目の首位を獲得した。エラ・ラングレーは、7位に初登場したモーガン・ウォーレンとの新曲「アイ・キャント・ラヴ・ユー・エニモア」、5位にランクインしている「ビー・ハー」を含めて、計3曲をTOP10に送り込む快挙を達成した。また、今週のアルバム・チャート“Billboard
200”でNo.1デビューを飾ったノア・カーンのニュー・アルバム『ザ・グレイト・ディヴァイド』から、「ドアーズ」が9位に初登場している。

 登場16週目の2026年2月14日付で1位に到達したエラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」は、その後4度の再浮上を経て今週のチャート(5月9日付)で通算8週目の首位を獲得した。また、カントリー・ソング・チャートでは23週目の首位を獲得している。

 初めて首位を獲得してからの入れ替わりは以下の通りで、ひとつのヒット期間中における記録としては、同5回を記録したハリー・スタイルズの「アズ・イット・ワズ」(2022年)、モーガン・ウォーレンの「ラスト・ナイト」(2023年)と並ぶ最多記録を樹立した。

・2月14日付:エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」(1回目)
・2月21日付:バッド・バニー「DtMF」
・2月28日付:テイラー・スウィフト「オパライト」
・3月7日付:エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」(2回目)
・3月14日付:ブルーノ・マーズ「アイ・ジャスト・マイト」
・3月21日付:エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」(3回目)
・3月28日付:エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」
・4月4日付:BTS「SWIM」
・4月11日付:エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」(4回目)
・4月18日付:エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」
・4月25日付:エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」
・5月2日付:オリヴィア・ロドリゴ「ドロップ・デッド」
・5月9日付:エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」(5回目)

 なお、同一のヒット周期ではなく、季節限定の再浮上を含めると、2019年から2025年にかけて計8回を記録したマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」が最多記録となる。

 8週目の首位を獲得した「チュージン・テキサス」は、今週の集計期間(2026年4月24日~4月30日)に公式ストリーミング再生数が2,660万回(前週比5%減少)、ラジオのオーディエンス・インプレッション数が4,470万回(前週比1%増加)、セールスは8,000(前週比8%減少)を記録。ストリーミング・ソング・チャートで通算9週目の首位を獲得して、デジタル・ソング・セールス・チャートでは2位をキープ(以前に5週間の首位を獲得)。エアプレイ・チャートでも現時点での最高位となる6位にランクインした。

 「チュージン・テキサス」が収録された最新アルバム『ダンデライオン』からは、「ビー・ハー」(最高4位)も前週に続き5位をキープ。さらに、本作からはアルバム発売後にリリースされたモーガン・ウォーレンとのデュエット曲「アイ・キャント・ラヴ・ユー・エニモア」が7位に初登場して、3曲がTOP10にランクインする快挙を達成した。「アイ・キャント・ラヴ・ユー・エニモア」は、初週にストリーミング再生数が1,670万回、エアプレイが1,080万回、セールスは10,000を記録している。

 これにより、エラ・ラングレーは初のTOP10ヒット「チュージン・テキサス」から「アイ・キャント・ラヴ・ユー・エニモア」まで、初めてTOP10入りした3曲(うち1曲は初登場)が今週同時にランクインしたわけだが、この記録を達成したのはカントリー・アーティストとして初の快挙となる。なお、モーガン・ウォーレンは同曲でTOP10入りした曲数を通算19曲目に更新した。

 また、カントリー・アーティスト同士のデュエット曲(両者がリード・アーティスト)がTOP10に初登場するのも史上初の快挙で、初登場ではなく同様の形態(どちらもリード・アーティスト)でTOP10入りした前例は、1983年に2週連続で首位を記録したケニー・ロジャースとドリー・パートンの「アイランド・イン・ザ・ストリーム」まで遡る。同曲はビージーズが書き下ろしたナンバーだが、「アイ・キャント・ラヴ・ユー・エニモア」を含む今週TOP10入りした3曲は、全てエラ・ラングレーが共作および共同プロデュースを務めている。

 「チュージン・テキサス」のミュージック・ビデオで予告されていた「アイ・キャント・ラヴ・ユー・エニモア」は、デジタル・ソング・セールス・チャートで1位に初登場。これにより、同チャートでの首位獲得はエラ・ラングレーにとって2曲目、モーガン・ウォーレンは10曲目のタイトルに記録を更新した。

 「アイ・キャント・ラヴ・ユー・エニモア」に続き、TOP10にはノア・カーンの新曲「ドアーズ」も9位に初登場した。同曲は、今週のアルバム・チャート“Billboard 200”でNo.1デビューを飾ったニュー・アルバム『ザ・グレイト・ディヴァイド』の収録曲で、初週1,780万回のストリーミング再生数を記録した。これにより、ノア・カーンは「スティック・シーズン」(2024年/最高9位)、「ザ・グレイト・ディヴァイド」(2026年/最高6位)に続く3曲目のTOP10入りを果たしている。

 アルバム『ザ・グレイト・ディヴァイド』は、2014年にユニット単位での集計が開始されて以来、ロック・アルバムとしては最高値となるアルバム換算ユニット389,000を記録した。本作の人気曲「ドアーズ」は、ロック&オルタナティブ・ソング・チャートで1位に初登場し、タイトル曲「ザ・グレイト・ディヴァイド」に続く2曲目のNo.1タイトルを獲得した。

 今年の1月から3月にかけて通算3週(非連続)首位を獲得したブルーノ・マーズの「アイ・ジャスト・マイト」は、先週の3位から今週2位に再浮上。エアプレイ・チャートでは11週目の首位を獲得した(ラジオのオーディエンス・インプレッション数は7,810万回/前週比1%増加)。また、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートとR&Bソング・チャートの両チャートではそれぞれ16週目の首位を獲得して、両チャートにおける自己最長記録をさらに更新した。

 エラ・ラングレーと同様に、オリヴィア・ディーンも「マン・アイ・ニード」(最高2位)が前週の4位から3位、「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」(前週6位)も7位から最高位の6位にそれぞれワンランクアップして、今週も2曲を同時ランクインさせている。

 先週のチャート(5月2日付)で1位に初登場したオリヴィア・ロドリゴの「ドロップ・デッド」は今週4位にダウン。昨年6月から8月にかけて通算10週間首位を獲得したアレックス・ウォーレンの「オーディナリー」は、前週の6位から8位に順位を下げたが、今週でTOP10の滞在週を52週目に更新し、史上4番目の記録に到達した。なお、TOP10の滞在週の歴代トップは2024年から2025年にかけて80週間を記録した、テディ・スイムズの「ルーズ・コントロール」。

 TOP10を締めくくるのはケラーニの「フォールデッド」(最高6位)で、前週に続き10位をキープした。今週も、「フォールデッド」を含むTOP10中7曲が女性アーティストによる楽曲が占めていて、その記録を7週目に更新した。

 女性アーティストの曲が7曲以上同時(同週)にTOP10入りした最長記録は、テイラー・スウィフトの「シェイク・イット・オフ」やメーガン・トレイナーの「オール・アバウト・ザット・ベース」が首位を獲得した2014年8月から10月にかけての8週間で、その間には女性アーティストによる楽曲が週連続でTOP5を独占する史上最多記録も樹立している。


Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは5月7日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「チュージン・テキサス」エラ・ラングレー
2位「アイ・ジャスト・マイト」ブルーノ・マーズ
3位「マン・アイ・ニード」オリヴィア・ディーン
4位「ドロップ・デッド」オリヴィア・ロドリゴ
5位「ビー・ハー」エラ・ラングレー
6位「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」オリヴィア・ディーン
7位「アイ・キャント・ラヴ・ユー・エニモア」エラ・ラングレー&モーガン・ウォーレン
8位「オーディナリー」アレックス・ウォーレン
9位「ドアーズ」ノア・カーン
10位「フォールデッド」ケラーニ